快速馬マテラスカイが10歳で急死 結腸捻転 ダート1400メートル戦の日本レコードホルダー

 マテラスカイ(2020年11月撮影)

 18年プロキオンS、20年クラスターCを制し、引退後は種牡馬入りしていたマテラスカイが結腸捻転で16日に急死していたことが明らかになった。サラブレッド・ブリーダーズ・クラブが17日、ホームページで発表した。10歳だった。

 22年から北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで供用を開始し、直近3シーズンで128、134、95頭の種付けを行っていた。初年度産駒は来年デビュー予定だ。

 同馬はスパイツタウン産駒の米国産馬。栗東の森秀行厩舎からデビューすると、武豊とのコンビで18年プロキオンSを1分20秒3の日本レコードで逃げ切るなど、持ち味のスピードを生かして活躍した。

 20年クラスターCを制するなど地方交流重賞にも積極的に参戦。19年にはドバイのG1であるゴールデンシャヒーンで2着に入った。サウジアラビア、米国にも遠征するなど、国内外のさまざまなフィールドで奮闘した。21年のBCスプリント5着がラストラン。通算36戦7勝だった。

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