パソコンのサポート詐欺被害を防いだ和歌山市のコンビニ店長に警察から感謝状

先月(5月)パソコンの画面に突然表示されたニセのセキュリティ費用の請求画面に従って、和歌山市内のコンビニエンスストアで6万円分の電子マネーカードを購入しようとしていた高齢の女性に気づき、警察に通報して詐欺被害から救った店長に、きょう(17日)和歌山東警察署の永井泰文()(ながい・やすふみ)署長が感謝状を贈呈しました。

和歌山東署の永井署長(右)から感謝状を受け取る保田店長(左)(6月17日・和歌山市・ローソン和歌山冬野店)

特殊詐欺被害を未然に防いだのは、和歌山市冬野()のローソン和歌山冬野店の保田幸平(やすだ・こうへい)()店長48歳です。

和歌山東警察署によりますと、保田店長は、先月14日の午後1時半ごろ、店内で高齢の女性が6万円分の電子マネーカードを購入しようとしているのを見つけ、不審に思って声をかけたところ「パソコン画面に突然セキュリティに関する警告文と電話番号が表示され、電話すると外国人につながり、パソコンがハッキングされているので、正常に戻すには6万円分の電子マネーカードで支払うよう指示された」と話したことから、特殊詐欺と確信し警察に通報して被害を未然に防いだものです。

保田店長は「我々店員が一丸となって、躊躇()せずに声かけをしていくことが大切です」と語り、今後も防犯に努める決意を示しました。

和歌山東署の永井署長は、県民に「犯人はあらゆる手口で忍び寄り、ごく身近なところで詐欺の被害が起きている。少しでもおかしいと思ったら、和歌山県警の特殊詐欺被害専用の相談窓口『ちょっと確認電話(0120-508-878)』へ通報するか、最寄りの警察署に申し出て欲しい」と呼びかけ、警戒を続けるよう協力を求めました。

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