藤井聡太八冠 新潟で臨む「永世棋聖」への挑戦-6品から選ばれたおやつは?【新潟】

藤井聡太八冠

将棋の藤井聡太八冠が、5連覇と「永世棋聖」の獲得を目指す棋聖戦五番勝負の第2局が、新潟市西蒲区の岩室温泉で開催され、山崎八段を破り2勝目をあげました。対局の一方「おやつ選び」注目が集まりました。

会場の岩室温泉髙志の宿・髙島屋で16日は、前日検分。藤井八冠は、この会場の棋聖戦で過去2勝。去年は、4連覇を決めています。

■藤井聡太八冠
「こちらで防衛することができたので、私にとっても思い出深い。お食事も温泉も素晴らしいので、それも楽しみにしてきました。」

一夜明けて17日に迎えた対局。挑戦者の山崎隆之八段が待つ対局室に、藤井八冠は藍色の羽織をまとって姿を見せました。先手は、藤井八冠。午前9時に対局が始まると、お茶を飲みゆっくりと一手。これを山崎八段もゆっくりと受けました。

対局とともに注目される勝負メシ。新潟市は対局を盛り上げ、新潟の銘菓を知ってもらおうとインターネット投票でおやつ候補を選んでいました。

まずは午前中。6品から山崎八段は、人気洋菓子店と和菓子店がコラボした「あんバターシュー」を選びました。

一方、藤井八冠が選んだのは…新潟市秋葉区新津にある“御菓子司羽入”の逸品「三色だんご」です。
大正5年の創業当初から変わらない「こし餡」と「白あん」、そして地元で特に人気という「すりごま」の3つの味が楽しめます。

■入澤芽生記者
「食べた瞬間ゴマの香りが口いっぱいに広がります。おもちはふわっとやわらかいんですけれども、噛み締めるうちにお米の甘さが出てきて美味しいです。」

鉄道の町・新津で、汽車の旅のお供として乗客達に親しまれてきた”三色だんご”。藤井八冠に選ばれ、さらに長く愛されそうです。

■代表取締役 羽入由介社長
「まずは本当にうれしいのが一番ですし、お客様の票を無駄にしないといいますか、その期待に応えられたというのが一番うれしかったです。」

対局の行方を大盤解説に駆け付けた双方のファンが見守りました。
■ファン
「今のところ、やや藤井八冠が優利かなという感じ。八冠応援が多いんですけど、山崎先生も応援したい。」
「ちょい悪逆転術の山崎将棋を楽しみにしたい」

対局は午後6時半すぎに終わり、111手で藤井八冠が勝利。5番勝負の2勝目をあげました。

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