“デビュー20周年”も明暗クッキリのJYJ…ジュンス、ジェジュンの裏で浮上のきっかけを掴めないユチョン

キム・ジュンスとキム・ジェジュンがデビュー20周年の特別な活動を予告したが、その隣にパク・ユチョンの姿はないようだ。

6月12日、ニューシングル『Our Season』をリリースしたキム・ジュンス。同曲は、不完全な青春への応援と癒しのメッセージが含まれている。

ジュンスが自ら作詞した歌詞には、「再び迎えたこの季節にあなたを抱きしめてあげる」「吹いてくる風の前に全部溶け落ちるように」「良かった記憶だけを抱いて私たち再び始める」と希望に満ち溢れており、“未来”を再び訪れる“新しい季節”に比喩している。

これまでジュンスは、ミュージカル俳優として休む暇もなく活動してきた。そんな彼が久しぶりに歌手としてカムバックしただけに、新曲の広報に尽力している。

(写真提供=OSEN)キム・ジュンス

また、キム・ジェジュンもカムバックを予告。26日、2年ぶりとなるフルアルバム『FLOWER GARDEN』を発売する。11日には、去る1月のファンコンサートで披露したファンソング『I AM U』を先行公開している。

7月20、21日にはアルバム名と同名のコンサート「FLOWER GARDEN in SEOUL」を開催。ほかにもユーチューブ、地上波バラエティと熱心な活動を続けている。

明暗クッキリなユチョンの転落人生

このように、2人がデビュー20周年を特別なものにしようと活動している反面、パク・ユチョンは奈落でもがいている。

(写真提供=OSEN)キム・ジェジュン

パク・ユチョンは2016年6月、性暴行疑惑で数回にわたりイシューの中心に立った。計4件の告訴に関しては全て嫌疑なしの処分を受けたが、2019年に違法薬物使用の疑いで起訴され、懲役10カ月、執行猶予2年を宣告された。

(写真提供=OSEN)パク・ユチョン

さらに当時、パク・ユチョンは緊急記者会見を開き、「決して麻薬をしていない。やったのであれば引退する」と進退を賭けて潔白を主張したが、残念ながら麻薬検査では陽性反応が検出。その結果、麻薬類管理法違反の疑いで懲役10カ月、執行猶予2年に加えて、保護観察、麻薬治療、追徴金140万ウォン(約16万円)を言い渡されることとなった。

その後、執行猶予で釈放されたパク・ユチョンは2021年、旧知のマネージャーとともに事務所を設立。事実上、韓国芸能界から締め出されていたため、活動は海外を中心に行ってきた。“引退宣言”はなかったことにしてしまったようだ。しかし、事務所とは紛争を経験し、既存の写真、映像などのパク・ユチョン関連コンテンツは全て削除されるなど、雑音が絶えなかった。

そして昨年12月には、韓国国税庁が公開した高額・常習滞納7900件、脱税犯31人、不誠実受領寄付金団体41カ所のリストに名を連ねるという不名誉な出来事も。国税庁によると、パク・ユチョンは2016年から譲渡所得税をはじめとする計5件の税金を滞納したという。その額はなんと、4億9000万ウォン(約5600万円)にも上る。

2016年から転落の一途を辿っているユチョンだが、近年は日本での活動に熱を入れている。今年2月には日本で高額のファンミーティング兼ディナーショーを、5月18、19日には横浜の象の鼻パークで開催された「2024横浜韓日にぎわい祭り」に出演。また、インスタグラムを開設し、弟のパク・ユファンと日本で過ごす様子を度々公開している。

(画像=駐横浜大韓民国総領事館)「2024横浜韓日にぎわい祭り」

キム・ジュンスとキム・ジェジュンはファンの熱烈な歓呼と拍手を受けながらカムバックの花道に入ったが、パク・ユチョンはその流れに乗れていないようだ。いや、もう不可能なのかもしれない。

(写真提供=OSEN)JYJ

(記事提供=OSEN)

◇パク・ユチョン プロフィール

1986年6月4日生まれ。小学校高学年からデビュー前までアメリカで生活。2004年に東方神起のメンバーとしてデビュー。グループ脱退後、ジュンス、ジェジュンとともにJYJを結成。歌手として活躍する一方で、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』『ミス・リプリー』『屋根部屋のプリンス』などを通じて俳優としても高く評価された。2019年7月、麻薬を使用した容疑で懲役10カ月、執行猶予2年の判決を受けた。

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