人体模型に視力検査表 捨てられるはずだったものが商品に 山口県内では初めて周南市がメルカリShopsに出店

山口県内初の取り組みだそうです。

周南市は、公共施設の廃止などで使わなくなったもの=不要品をネットショップで販売することを始めました。

福満まい記者
「人体模型に視力検査表、廃校で捨てられるはずだったものたちが、商品として生まれ変わります」

周南市が出店したのは、国内最大級のフリーマーケットアプリ、「メルカリ」内にある「メルカリShops」です。

2012年度で廃校となった粭島小学校で使われていたとび箱やアコーディオンなど、公共施設の廃止や更新などで使わなくなったものを、市が「メルカリShops」に出品、販売します。

販売価格は同じような商品の出品相場をもとに決められ、手数料や配送料を差し引いた金額が市の収益となります。

周南市ではこれまで、使わなくなったものは捨てるか保管しておくかしかありませんでしたが、今回の出店で、廃棄物の削減や持続可能な社会の実現を目指します。

自治体の「メルカリShops」への出店は、周南市が全国で35番目。

山口県内では初めてです。

藤井律子 周南市長
「新たに違う人の手に渡って、有効活用していただければ、物にとってもありがたいんじゃないかなと思います」

メルカリ 政策企画 伊藤亮太参事
「捨てる物をなくすだったり、循環型社会を作っていくんだっていうことを市が見せるということにすごく意味があると思っています」

すでに12点が出品されていて、今後も継続的な出品を予定しているということです。

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