自民党県連の処分に不服 安孫子前議長再審査を申し立て

副知事再任案の提出を見送るよう党に相談なく山本知事に打診したとして、自民党県連から「1年間の党員資格停止」の処分を受けた前議長の安孫子哲議員は17日、内容を不服として再審査を申立てました。

安孫子哲議員は、県議会の議長だった先月24日の朝、山本知事と面識し、「議会の混乱を避けてほしい」と副知事再任案の提出を見送るよう打診しました。知事はこの打診を受け入れ、その日の県議会本会議での提出を見送りました。

自民党県連はこの行動について執行部に事前の相談なく行い党の規律を乱したとして、7日の党紀委員会で安孫子議員を「1年間の党員資格停止」処分としていました。

これに対し、安孫子議員は17日、自民党県連宛に再審査の申立書を提出しました。申立書には、事前に相談なく行動したことについて、「深く反省をしております」としたうえで、「知事と県議団との連携を図るためにも必要な行為」だったと反論しています。

なお、自民党県連は申し立てを受け、17日再び党紀委員会を開きましたが、「処分内容に変更無し」で一致したということです。

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