あの和菓子の進化系?実は20年続く人気の味 ういろうはラムレーズン味!

アメリカ、ニューヨーク・タイムズの今年行くべき場所に選ばれて観光地としても注目を浴びる山口市、お土産でも人気の、山口の代表的なお菓子と言えば、ういろうです。

ちょっと気になる物を見つけました。
こちらがその、気になるういろう。

黒みがかった、ビジュアルは特に変わったところがあるようには見えませんが、よーく見てみると、黒い粒のようなものがあります。

その正体は、おなじみのあずきではなくレーズンなんです。

お伝えできませんがラム酒の香りが広がります。

そう、ラムレーズン味のういろうなんです。

このういろうを作っているのは山口市の湯田温泉のど真ん中。1942年創業の松田松栄堂です。

松田松栄堂 松田幹子さん
「『ラムレーズン外郎』っていってめずらしがって入ってこられてたまたま買ってお好きだった方はちょくちょく買いに来てくださいます。リピーターって言うんですかね」

取材した日曜日。

観光客や県内のファンが次々と買い求め午後には売り切れるほどの人気です。

常連客
「ラムレーズンといったらチョコレートのラムレーズンを思い浮かべるかもしれないんですけど、それとはちょっと違いますういろうとすごくよくあいます」

北九州市から
「ラムレーズンというのがすごくめずらしいなと思ってお土産用とは別に自分用にひとつ別に小袋で買いました」「楽しみに頂戴したいと思います」

使われているのはアメリカ・カリフォルニア産の大粒のレーズンで店でひと瓶ひと瓶ラム酒につけています。

詳しい作り方は企業秘密だそうですが、芳醇なラム酒の香りでパンチを効かせながらも繊細なういろうの味わいに調和させているといいます。

売り出したのは2005年といいますから、もう20年近く。

珍しいだけでは、ロングランにはなりません。

おかみの松田さんが、これからの季節にぴったりな楽しみ方を教えてくれました。

松田松栄堂 松田幹子さん
「夏は少しひやっとひんやりした感じだと口当たりがよくなるかと思います」「お紅茶なんかいいんじゃないですかねえ」「お紅茶とラムレーズン外郎だといい感じの調和がとれておいしいかもしれません」

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