「ヤジ排除問題」の原告弁護団、政治団体「つばさの党」の代表らが選挙運動を妨害した事件は「根本的に違う事案」と主張

政治団体「つばさの党」の代表らが選挙運動を妨害した事件で、札幌市で起きた「ヤジ排除問題」の原告弁護団がマスコミに対して声明を出しました。

4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙では「つばさの党」の代表、黒川敦彦容疑者ら3人が、公職選挙法違反の疑いで逮捕されました。

この事件を受けて、22019年に札幌市で起きた当時の安倍総理への「ヤジ排除問題」の弁護団は17日、一部マスコミが「ヤジ排除問題」の司法判決が、警察による取り締まりを委縮させたという報道に対し、正確な報道をするよう求めました。

公職選挙法の自由妨害罪については、拡声器などを使って選挙の演説を妨害し、聴衆が演説を聞き取ることを困難にしてはならないという最高裁の判例があります。

弁護団は「ヤジ排除問題は市民が肉声を上げたもので、裁判でも自由妨害罪が争われていない。根本的に違う事案だ」と主張しています。

© 北海道放送株式会社