女子高校生転落死 殺人に発展するまでの恐喝や監禁…一連の犯行に関わった内田梨瑚容疑者ら4人の若者の関係性が明らかに 北海道旭川市

旭川市で女子高校生が橋から落とされ、殺害された事件。
殺人に発展するまで恐喝や監禁など、一連の犯行に関わった若者4人の関係性が徐々に明らかになってきました。

週末、旭川市郊外の景勝地、神居古潭には花を手向ける人の姿が見られました。

地元の人(15日)
「どれだけ怖かっただろう」
観光客
「(SNSトラブルで)それでここまでのことをやるかと思いますね」

この事件は、4月に旭川市の内田梨瑚容疑者21歳と19歳の女が、高校生の村山月さん17歳を神居古潭の橋から川に落として殺害した疑いで先週、逮捕されたものです。

一連の事件では村山さんを監禁した疑いなどで、16歳の少年と少女も逮捕されました。

今回逮捕されたグループ4人の関係です。

捜査関係者によりますと内田容疑者は19歳の女を、『舎弟』と呼び、「犯行に誘った」という趣旨の、16歳の少年は「内田容疑者に手伝ってと言われた」という趣旨の供述をそれぞれしているということで、内田容疑者が主導的な立場でメンバーを集めたとみられます。

今野瑞夕記者
「村山さんは道の駅に呼び出され、その時に初めて内田容疑者らと会ったとみられています」

内田容疑者と16歳の少年は、村山さんを車に乗せ旭川方面に向かったとみられ、そこで、19歳の女と16歳の少女が合流します。

旭川市内のコンビニでは、助けを求め逃げようとした村山さんを連れ戻し、暴行を加えていました。

その後、16歳の少年と少女は途中で降り、内田容疑者と19歳の女は村山さんを連れて殺害現場の神居古潭に向かいました。

今野瑞夕記者
「あたりは真っ暗でカエルでしょうか、鳴き声だけが響き渡って不気味な印象です」

殺害現場について「人目につかないことを知っていた」などと話しているという内田容疑者。

警察は、事件当日の内田容疑者ら4人の役割やグループ内の立場などを調べています。

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