楽天が交流戦初優勝 球団創設20周年で新たな歴史刻む ファンも歓喜

週末、広島との交流戦最終カードに臨んだ楽天。苦しみながらも交流戦首位を守り切り、球団創設20周年の節目に交流戦初優勝を果たしました。

球団創設20周年。チームに新たな歴史が刻まれました。16日の広島とのカード最終戦は、楽天が勝って同率首位のソフトバンクが負ければ、球団初の優勝が決まります。試合前に今江監督が「とにかく先制点を」と語っていた中、選手たちがその言葉に応えます。

2回、浅村、渡邊佳明の連続ヒットで1アウト3塁1塁のチャンスを作ると、続く太田の打球はダブルプレーかと思われましたが、守備の名手、広島・菊池にエラーが記録され、楽天が1点を先制。その後も広島の守備に乱れが出て、楽天が3点のリードを奪います。

3回には辰己がライトへのヒットで出塁すると、打席には交流戦好調の4番・鈴木大地。高めのストレートをライトスタンドへ運び、2ランホームラン!
鈴木大地はこの一発で12球団全チームからのホームランを達成。ベテランの一打で優勝を大きくたぐり寄せます。

4回、今江監督は早めの継投策に出ます。コントロールに苦しみながらも、無失点でしのいでいた先発・松井に代えて弓削をマウンドへ。その後、5人の中継ぎ陣で8回まで4点のリードをまもり守護神に後を託します。

しかし9回、守護神・則本がつかまります。1アウトから連打でタイムリーなどを浴び2点差に詰め寄られます。なおも2アウト2塁と一発出れば同点の場面。後ろを守る野手から「勝ちで終わればいい」と声をかけられた則本はここでさらにギアを上げます。
最後は148キロのストレートで見逃し三振。リードを守り切り、勝利した楽天。これで優勝の行方はまだ試合中の2位ソフトバンクの勝敗次第に。大勢のファンが球場に残りその結果を見守ります。そして…
ソフトバンクが敗れ、球団創設20年目での初の交流戦優勝。試合後多くのファンが喜びを爆発させました。

楽天ファン
「やっと優勝が決まってすごくうれしいです!初優勝だったので、すごく楽しみにしてました」
「初めて優勝してすごかった」「うれしかったです」
「初年度から応援しているのでうれしいです」
「涙出そうになりました。まず1点入った時に。良かったです、勝ったところを見られて」
「Aクラスは行くと思います。その後、頭とると思います」

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