早田ひな、2大会連続でWTT女子シングルス制覇 混合複と合わせて2冠を達成<卓球・WTTスターコンテンダーリュブリャナ2024>

<卓球・WTTスターコンテンダーリュブリャナ2024 日程:2024年6月11~6月16日 場所:リュブリャナ(スロベニア)>

16日、WTTスターコンテンダーリュブリャナ2024は大会最終日を迎え、全日程が終了した。

女子シングルス準決勝では、早田ひな(日本生命)が張本美和(木下グループ)と対戦。先週のWTTコンテンダーザグレブに続いての対戦となり、張本はリベンジがかかる一戦となった。

試合は早田が第1ゲームを先取し、第2ゲームは競り合いとなりつつも、終盤に逆転を見せた早田がゲームを連取。第3ゲームは序盤から張本が流れに乗るも早田が中盤で追いつき、最後は11-5で早田が勝利。ストレート勝利で決勝へと駒を進めた。

決勝では、今大会快進撃を続けるプリティカ・パヴァド(フランス)と早田が対戦。第1ゲームは中盤まで競り合うも、一気に抜け出した早田がパヴァドを突き放して第1ゲームを先取する。

第2ゲームは互いに一歩も譲らぬ互角の戦いに。状況は拮抗してデュースに突入するも、最後に早田が取り切り、2ゲームを連取する。第3ゲームは中盤で大きく早田がリードするも、パヴァドが猛追し、1点差まで詰め寄られる。しかし、早田が流れを渡さず逃げ切ってゲームを奪い、勝利まであと1ゲームとする。

そして、第4ゲームは完全に早田のペースに。パヴァドを完璧に封じ込め、最後は11-3で早田が奪取。ストレート勝利を挙げた早田が見事優勝を掴み、混合ダブルスとの2冠、ならあびに2大会連続でのWTTシングルス優勝を飾った。

男子シングルス準決勝では、張本智和(智和企画)がフェリックス・ルブラン(フランス)と対戦。

第1ゲームはルブランのペース、第2ゲームは競り合いをものにされる苦しい展開で、ルブランが2ゲームを先取する。第3ゲームでは、序盤から張本がリードするもルブランに追いつかれる展開に。

その後は張本が先にゲームポイントを握り、デュースまで粘られるも、最後は張本が抜け出して1ゲームを取り返す。そして、続く第4ゲームは張本が第3ゲームの勢いそのままにルブランを圧倒し、11-2で奪取。勝負はフルゲームへ突入する。

良い流れで第5ゲームに入った張本だったが、第5ゲームは序盤からルブランに大きくリードを許し、張本が追いかける流れに。張本も猛追するも、ルブランの勢いは止まらず、最後は11-6でルブランに軍配。ゲームカウント3-2でルブランが勝利し、張本はベスト4で敗退となった。

また、男子シングルス決勝では、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)とフェリックス・ルブランが対戦。試合は、今大会を通して好調なプレーを見せているカルデラノがルブランに完封勝利を収め、男子シングルス優勝を飾った。

WTTスターコンテンダーリュブリャナ2024最終結果

男子シングルス

写真:男子シングルス表彰式/提供:WTT

第1位:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
第2位:フェリックス・ルブラン(フランス)
第3位:張本智和(智和企画)、趙大成(チョデソン・韓国)

女子シングルス

写真:女子シングルス表彰式/提供:WTT

第1位:早田ひな(日本生命)
第2位:プリティカ・パヴァド(フランス)
第3位:張本美和(木下グループ)、申裕斌(シンユビン・韓国)

男子ダブルス

写真:男子ダブルス表彰式/提供:WTT

第1位:クリスチャン・カールソン/アントン・ケルベリ(スウェーデン)
第2位:シモン・ゴジ/アレクシス・ルブラン(フランス)
第3位:呉晙誠(オジュンソン)/李尚洙(イサンス・韓国)、トミスラブ・プツァル(クロアチア)/ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)

女子ダブルス

写真:女子ダブルス表彰式/提供:WTT

第1位:木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)
第2位:田志希(チョンジヒ)/朱芊曦(チュチョンヒ・韓国)
第3位:アディナ・ディアコヌ(ルーマニア)/シャオ・マリア(スペイン)、パラナン・オラワン/サウェータブット・スターシニー(タイ)

混合ダブルス

写真:混合ダブルス表彰式/提供:WTT

第1位:張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)
第2位:林鐘勲(イムジョンフン)/申裕斌(シンユビン・韓国)
第3位:アルバーロ・ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)、呉晙誠(オジュンソン)/田志希(チョンジヒ・韓国)

文:ラリーズ編集部

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