避難所でのプライバシー確保 「間仕切りシステム」導入へ 世界的建築家が開発 広島市

TSSテレビ新広島

広島市は、災害時に設置される避難所などで被災者のプライバシーを確保するため、「間仕切りシステム」を提供するNPO法人などと協定を結びました。

締結式には、広島市とNPO法人「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク」、広島県建築士会の代表など関係者が出席しました。
協定では大規模災害が発生し、避難所などが開設された際、被災者のプライバシーを確保するための「間仕切りシステム」を提供することなどが盛り込まれています。

この「間仕切りシステム」は紙製のフレームと布製のカーテンで出来ていて誰でも簡単に設置することができます。
基本的に、縦・横ともに2メートルの空間が確保されますが、人数に応じて広さを調整することも出来るということです。

【間仕切りを開発した建築家・坂茂さん】
「プライバシーは人権上非常に重要なものだと思っています。広域に支援ができるように広島が拠点になっていければいい」

広島市は災害が発生した際に必要な数を申し出て、被災者の精神的な負担を軽減する避難所運営に役立てたいとしています。

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