バッドバッドノットグッド、3週にわたりリリースされた連作をまとめた『Mid Spiral』を発表

カナダはトロントを拠点に活動するインスト・バンド、バッドバッドノットグッド(BADBADNOTGOOD)が5月15日、22日、29日の3週にわたってリリースした『Mid Spiral』シリーズ3作品『Mid Spiral: Chaos』『同: Order』、『同: Growth』をコンパイルした作品『Mid Spiral』が、国内盤はCDで、輸入盤はCDとLPで10月25日(金)に発売されることが決定しました。

2024年初頭、海外ツアーや、ダニエル・シーザー、シャーロット・デイ・ウィルソン、レギー、ベイビー・ローズ、アルトゥール・ヴェロカイ、ターンスタイルといったアーティストとの一連のセッションを終えたばかりで、アル・ソウ、チェスター・ハンセン、リーランド・ウィッティのカナダ人トリオは、スタジオに戻って創作することを熱望していました。彼らのツアー・メンバーであるフェリックス・フォックス=パパス(key)をはじめ、ケーリン・マーフィー(tp)、ファン・カルロス・メドラーノ・マガリャネス(perc)、LAのミュージシャン、タイラー・ロット(g)といったトロントのジャズ・シーンで活躍するキーパーソンたちに声をかけ、2024年2月にロサンゼルスのValentine Studiosで1週間の集中的かつクリエイティヴなレコーディングを敢行。そして、生まれたのが本作『Mid Spiral』となります。

本作は、インストゥルメンタル・ジャズを核とし、バッドバッドノットグッドが無限のジャンルと音楽性を自分たちのコンポジションに統合する限界に挑戦し続けることを可能にした作品。Valentine Studiosでのセッションでは、さらに多くのミュージシャンを招き、より多くの楽器の音がスタジオに響き渡りました。3人が数週間分の素材を吟味していくうちに、3つの異なるムードが浮かび上がり、“カオス”、“秩序”、そして“成長”として5月に連作として配信リリースされたという経緯があります。

なお、国内盤CDには解説書が封入されるほか、Tシャツとのセットも発売。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルが発売されます。

Photo by Ivan Narez

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