横浜発「ペロブスカイト太陽電池」普及促進を 自民議連メンバーが官邸へ提言書

再生可能エネルギー普及拡大を政府に求める自民党議連の山本朋広氏(右から2人目)ら=17日(同氏の事務所提供)

 自民党の再生可能エネルギー普及拡大議員連盟のメンバーが17日、官邸を訪れ、再エネの導入拡大に向けた提言書を森屋宏官房副長官に手渡した。横浜発の次世代技術を基にした「ペロブスカイト太陽電池」の普及に向け国産化に本腰を入れるよう政府に求めた。

 軽量で薄く、折り曲げられる特性があるペロブスカイト太陽電池は桐蔭横浜大の宮坂力特任教授が開発した。提言では同電池を「再エネ導入を拡大させる鍵」と位置付け、「材料のヨウ素は国内調達できる。産業政策、経済安全保障面でも強力に推進すべき」と早期の社会実装を促すよう求めた。

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