【J1リーグ2024】第18節ベストイレブン&ハイライトまとめ

写真:Getty Images

2024明治安田J1リーグ第18節の10試合が6月15日~16日に開催された。首位町田ゼルビアは13位の横浜F・マリノスと対戦し、序盤に先制点を許すも後半逆転に成功して3-1で2試合ぶりの勝利を収めた。そんな町田を追う2位鹿島アントラーズは15位アルビレックス新潟と対戦。これまでの勢いに乗り5連勝を目指したが1-1で試合終了。首位町田に再び勝ち点差をつけられる結果となった。

一方で、浮上のきっかけを掴みたい19位京都サンガと20位北海道コンサドーレ札幌の直接対決は、京都が前半に奪ったリードを守り切り2-0と勝利で終えている。ここでは、そんな第18節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。


大迫敬介 写真:Getty Images

GK:大迫敬介(サンフレッチェ広島)

日本代表として6月11日のシリア戦に先発出場したGK大迫敬介。第18節の東京ヴェルディ戦では攻撃の起点としても見せ場を作った。2点リードの場面、ペナルティエリアから飛び出すとFW加藤陸次樹に向けて高精度のフィードを披露し3点目のきっかけを作り出した。残念ながらゲーム最終盤に失点を許し無失点勝利とはならなかったが、チームの連勝に大きく貢献した。

  • 最終スコア:4-1
  • 前節からの順位変動:広島(5位→5位)、東京V(11位→11位)

西尾隆矢 写真:Getty Images

DF:西尾隆矢(セレッソ大阪)

3試合ぶりの勝利を目指すセレッソ大阪は第18節で浦和レッズと対戦。2-1と勝利を収めて順位も6位へと浮上した。このゲーム、DF西尾隆矢の守備での貢献が光った。前半から身体を投げ出すシュートブロックでピンチを防ぐと、終盤にも股下を抜かれかねないシュートを見事にブロックして決定機を阻止した。1失点はしたものの、接戦を制す原動力となった。

  • 最終スコア:2-1
  • 前節からの順位変動:C大阪(9位→6位)、浦和(8位→10位)

宮大樹 写真:Getty Images

DF:宮大樹(アビスパ福岡)

3連勝を狙うアビスパ福岡はサガン鳥栖との九州ダービーに臨んだ。第7節の名古屋グランパス戦以来11試合ぶりに先発出場を果たしたDF宮大樹がチームのピンチを救う働きを見せた。福岡が追加点を挙げた直後、鳥栖のFWマルセロ・ヒアンがゴール前に送ったパスをFW富樫敬真が受けてそのまま走り込むと、GK村上昌謙が飛び出しこれをセーブ。弾かれたボールはヒアンに捉えられ、すぐさまシュートを放たれてしまうが無人となったゴールをカバーしていた宮が決死のシュートブロックでこの危機を回避した。ゲームの流れを渡さない守備で、無失点勝利の立役者となった。

  • 最終スコア:2-0
  • 前節からの順位変動:福岡(10位→7位)、鳥栖(17位→18位)

酒井高徳 写真:Getty Images

DF:酒井高徳(ヴィッセル神戸)

直近3試合勝利のないヴィッセル神戸は第18節で川崎フロンターレと対戦。前半に挙げたFW武藤嘉紀のゴールを守り切り1-0で4試合ぶりの勝利を収めている。そんな武藤の先制点をお膳立てしたのがDF酒井高徳だ。前半終了間際、エリア内フリーでボールを受けると低く鋭いボールをゴール前へと供給しアシストをマーク。貴重なゴールをチームにもたらす働きで勝利に大きく貢献した。

  • 最終スコア:1-0
  • 前節からの順位変動:神戸(4位→4位)、川崎(14位→14位)

奥田勇斗 写真:Getty Images

DF:奥田勇斗(セレッソ大阪)

直近は2試合連続でドローゲームとなっているセレッソ大阪は第18節で浦和レッズと対戦。海外移籍準備のためにチームを離脱したDF毎熊晟矢に代わり、右サイドで先発出場したDF奥田勇斗が頼もしい活躍を見せた。後半立ち上がりの時間帯、コーナーキックのこぼれ球をダイレクトボレーで合わせて鮮やかなゴールをマーク。昨季毎熊の付けた背番号「16」の継承者が、チームに3試合ぶりの勝利をもたらした。

下田北斗 写真:Getty Images

MF:下田北斗(町田ゼルビア)

首位を走る町田ゼルビアは第18節で横浜F・マリノスと対戦。3-1と逆転勝利を収めて2位との勝ち点差を広げることに成功した。この試合MF下田北斗は高いキック精度で魅せた。前半終了間際の時間帯に得たフリーキックの場面、ニアへの鋭いボール供給で同点ゴールの起点となると、後半にはフリーキックを直接沈めて3点目をもたらし勝利に大きく貢献した。

  • 最終スコア:3-1
  • 前節からの順位変動:町田(1位→1位)、横浜FM(13位→13位)

松田天馬 写真:Getty Images

MF:松田天馬(京都サンガ)

北海道コンサドーレ札幌と下位同士の直接対決に臨んだ第18節の京都サンガ。前半に奪った2つのゴールを守り切り、第10節ヴィッセル神戸戦以来となる白星を手にした。そんな勝利にMF松田天馬は2ゴールに絡む活躍で貢献している。右サイドからの低いクロスに合わせて先制点を挙げると、直後には連動したプレスで相手にプレッシャーをかけて2点目のきっかけを作った。

  • 最終スコア:2-0
  • 前節からの順位変動:京都(19位→19位)、札幌(20位→20位)

東俊希 写真:Getty Images

MF:東俊希(サンフレッチェ広島)

今季2度目の連勝を目指すサンフレッチェ広島は第18節で東京ヴェルディと対戦し4-1で勝利を収めた。大量4ゴールを挙げた今節、2アシストの活躍を見せたのがMF東俊希だ。後半開始早々にコーナーキックからFWピエロス・ソティリウのゴールをアシストすると、終盤にはクロスからFWドウグラス・ヴィエイラのゴールを演出。高いキック精度を発揮しチームに勝利をもたらした。


岩崎悠人 写真:Getty Images

FW:岩崎悠人(アビスパ福岡)

2連勝中のアビスパ福岡は第18節でサガン鳥栖と対戦。2-0と無失点勝利を収めて連勝を伸ばした。古巣との対戦に臨んだFW岩崎悠人はこの試合、持ち前の推進力で魅せた。縦突破からの鋭い切り返しとクロスで先制点のきっかけを作ると、その後も敵陣を深く抉るような突破から決定機を演出。ゴールこそなかったがチャンスを作り出す働きでチームの3連勝に貢献した。


宇佐美貴史 写真:Getty Images

FW:宇佐美貴史(ガンバ大阪)

直近は6戦負けなしと好調なガンバ大阪。第18節の柏レイソル戦でも2-1と勝利を収め4連勝を飾った。今季ここまで6ゴールと好調なFW宇佐美貴史は、今節も存在感を放った。ゲーム序盤、エリア内で相手を見ながらのドリブル突破から冷静なシュートで先制点を挙げると、その後も絶妙なスルーパスで決定機を演出するなど躍動。頼れるエースの働きで2位鹿島を射程に捉える勝利を収めた。

  • 最終スコア:2-1
  • 前節からの順位変動:G大阪(3位→3位)、柏(12位→12位)

ピエロス・ソティリウ 写真:Getty Images

FW:ピエロス・ソティリウ(サンフレッチェ広島)

2連勝を狙うサンフレッチェ広島は第18節で東京ヴェルディと対戦。4-1と大量得点を挙げて勝利を収めた。そのうち2ゴールを挙げる活躍を見せたのがFWピエロス・ソティリウだ。後半立ち上がりにセットプレーを頭で合わせて追加点をもたらすと、続けてFW加藤陸次樹の丁寧なラストパスを流し込んでこの日2ゴール目をマーク。好調ぶりを見せつける働きで勝利の立役者となった。

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