「スーツのクリーニングは1シーズンに合計2回」「ズボンの防シワはひっくり返して」新社会人必見 長持ちさせるために…スーツ手入れどうしてますか?

6月も半ばになりまして、新社会人の方、袖を通したスーツもそろそろなじんでくる頃でしょうか。
暑さも日に日に厳しくなり、そしてきょう九州北部地方が梅雨入り。
スーツのお手入れどうすればいいの?という新社会人も多いのではないでしょうか。

皆さんに代わって専門家に聞いてきました。

洋服の青山 山口店 高畑芳隆店長
「ウールのスーツに関しましてはクリーニングはシーズン中に1回という形ですね。シーズンが終わったら最終的に(クリーニングに)出していただいて合計2回って言うのをしっかり守ってもらうクリーニングに出すことによってどうしてもウールのスーツであれば表面の生地を傷める原因になってくるので」

洋服の青山 山口店、高畑店長によるとウールの生地にはそれ自体が呼吸をするように、湿気やにおいなどを吐き出す特性があるそうです。

なので、頻繁にクリーニングするよりはふだんの手入れをしっかり行うことが大切だということです。

高畑店長
「自宅に帰ってくると肩のあった幅の広いハンガーで保管していただくって言うのがスーツ、ジャケットをきれいに保てるポイントになります」

ジャケットは体の形にあわせて仕立てられているため、形のあわない細いハンガーを使うと型崩れの原因になったり風通しが悪くなって湿気やにおいが抜けなくなったりするそうです。

ズボンは折り目正しくが着こなしの基本ですが、毎日のアイロンやプレスはたいへんです。

簡単に折り目を維持できる方法を教えてもらいました。

高畑店長
「裾を上にしてもらって、逆さにつるしていただくことによって一日履いた履きじわっていうのも軽減することができますので」

専用のハンガーですそをピンと張ってとめて高いところにつるしておけば翌朝にはきれいなラインに戻っているということです。

このとき、ベルトはおもり代わりになるので外す必要はありません。これからの季節に強い味方になる商品もあります。

洋服の青山 山口店 堀尾美紗希さん
「最近ではおうちでお洗濯いただけるようなスーツって言うのもご準備がございます。ウォッシャブル対応のもの、『防シワ』が入っているので、お洗濯するとどうしてもシワがつくっていうイメージがあると思うんですけど、それも防いでくれる機能がついているので、おうちでガシガシ洗っていただいて大丈夫って言うものになっています」

ネットに入れて洗濯する必要はありますが、汗をかくこの季節には心強い存在かもしれません。

新社会人には手持ちのスーツが1着だけ、なんて人もいるかもしれません。

長持ちさせるためにはスーツの数も大事だそうです。

高畑店長
「スーツは1日着たら中二日(休ませる)っていうのをしっかり守ってもらう、そこがポイントになってきますので最低でも3着ご準備いただけるとローテーションでご着用いただけますんで」

専用のブラシで表面を整えるのも効果的だそうです。

手入れで迷ったら、店に相談するのもいいかもしれません。

最後に、高畑店長から新社会人の皆さんにメッセージをもらいました。

高畑店長
「スーツを着てかっこよく日々の仕事、生活をがんばってほしいという気持ちがありますんで一緒に頑張っていきましょう」

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