県連大会で“お詫びラッシュ” 自民「裏金」受け国会議員 知事も不記載謝罪 山梨県

自民党県連が15日開いた県連大会。

派閥の裏金問題を巡り逆風が吹く中、国会議員からは“お詫び”が相次ぐなど、強い危機感を感じさせる内容となりました。

県連大会には県選出の国会議員や長崎知事ら500人が出席し、来年夏の参院選山梨選挙区に県連会長で現職の森屋宏参院議員を擁立することを決めました。

一方、あいさつに立った国会議員からは、裏金問題への謝罪や結束を呼びかける発言が相次ぎました。

森屋宏 県連会長

「大変ご迷惑をおかけしてしまうことになった。この場を借りて県連を代表してお詫びを申し上げる」

中谷真一 衆議院議員

「政治資金規正法の改正をもってしっかりと再発防止に努めたい。国民のみなさまの信頼をいただけるよう最大限の努力をしていきたい。みなさまにはぜひご指導を賜りますことを心からお願い申し上げる」

堀内詔子 衆議院議員

「おひとりおひとりにご心配をおかけした。自民党を応援しているよと声を高らかに言えない状況が続いている。大変ご心配をおかけしたことをまずもってお詫び申し上げたい」

一方、来賓としてあいさつした長崎知事も、自身の政治資金収支報告書の不記載問題に触れ、謝罪しました。

長崎知事

「大変ご心配をおかけしたことをまずもってお詫び申し上げたい。今後は不手際がないようにしっかりと体制を整えて行っていきたい」

前回の衆院選では25年ぶりに県内選挙区の議席を独占した自民党ですが、現時点での解散に危機感を隠さない関係者もいます。

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