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大雨による浸水被害が相次いでいる秋田市の古川流域で被害を減らす事業の着工式が16日行われました。2026年度の供用を目指して国と県・市が事業を始めます。
着工式には国や県、秋田市の関係者と古川流域の住民など約80人が出席しました。
2017年7月の記録的な大雨では雄物川が氾濫し支流の秋田市古川流域では住宅が浸水しました。2023年7月の大雨でも浸水被害が出ています。
国と県・秋田市は大雨の際に古川から雄物川に排水するための2つのポンプ場や川の水の逆流を防ぐ「樋門(ひもん)」と呼ばれる設備のほか防災ステーションなどを整備します。総事業費はあわせて176億円です。秋田市が建設する「古川排水機場」は、10台のポンプを使って大雨の際に古川の水を雄物川に流すための設備として建設されます。
ポンプ場や樋門は2025年度の供用を目指していて、防災ステーションは2026年度に完成する見込みです。