“福井で働き暮らす”きっかけに 県内の全中学生7000人に「おしごと本」を寄贈 41業種を紹介

中学生に県内でできる仕事や企業について知ってもらおうと、職種と会社について紹介する冊子「おしごと本」が発刊され、17日、県内の中学生一年生全員分が県に贈呈されました。

「おしごと本」は、将来自分が就きたい仕事について考え始める中学一年生に、職種や県内の企業について知ってもらおうと、福井テレビが発刊しました。

本では41の職業を紹介し、どんな仕事なのか、その内容や実際に働く人の声とともに掲載され、合わせてその仕事ができる県内の企業も紹介しています。

17日は福井テレビの酒井美樹男社長から県の藤丸伸和教育長に、県内の中学一年生約7000人分の「おしごと本」が贈呈されました。現在、県内では、県外に進学した学生が県内の企業などに就職する「Uターン」の割合が約3割弱で、県はこの本によって将来、福井で働くことを考えるきっかけになればとしています。

藤丸教育長は「福井の職業が色々あり、色んな方が生きがいを持って働いているということを感じてもらえる内容となので、将来をイメージし福井で働き暮らすことをポジティブに考えてほしい」と話しています。

この「おしごと本」は17日から、順次、市町の教育委員会を通じて県内の全ての中学校や図書館などの教育機関に配布されるということです。

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