走行車線変更し、渋滞緩和されるか検証する社会実験

走行車線を変更し、渋滞が緩和されるかどうかを検証する社会実験が山形市の交差点で始まりました。

走行車線の見直しが行われたのは山形市銅町の交差点です。

この交差点は2012年から、朝や夕方のピーク時に年間を通じて渋滞が発生する主要渋滞箇所に位置づけられていて、渋滞緩和にむけて県が初の社会実験に取り組みました。

県によりますと、渋滞の原因の一つには天童市方面から山形駅方面に向かう道路において、左折と直進のレーンを利用する車が全体の95%で右折車専用のレーンを利用する車が5%にとどまることがあげられるということです。

【井上維文リポート】「交通量が少ないことからこちらの右折レーンがなくなりました。これからはこの幅広い一車線のなかで左折・直進・右折を選択することになります。」

この交差点では4つの方向全てで走行車線が見直されました。

特にこちらの車線では右折専用レーンがなくなり今後は幅広い片側1車線の道路として活用されることになります。

この検証は2025年3月ごろまで行われ、どのぐらい渋滞緩和に効果があったのかを確かめたうえで、さらに走行車線の変更が必要かどうかを検討するということです。

【村山総合支庁 建設部都市計画課 冨樫健一課長】「右折車両は極力右側に寄っていただき左折車両は極力左側に寄っていただき直進車両は赤のベンガラ色のドットラインに合わせて走っていただくことをお願いしたい。」

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