『大戸屋』に来た、赤ちゃん連れの母親 ほとんど食べずに退店しようとしていて…

※写真はイメージ

幼い子供を連れての外食は、ひと筋縄ではいかないもの。

もしぐずって泣くことがあれば、周囲の人に配慮して対応しなければならないため、親はゆっくり食事ができないことも多いでしょう。

大戸屋で、赤ちゃん連れの母親が?

ある時、飲食チェーン店の『大戸屋ごはん処(以下、大戸屋)』で食事をしていた、saya(@hn2516)さん。

店内で、1人の母親と泣いている赤ちゃんを見かけたといいます。

その母親は、赤ちゃんが泣き止まないため、ほとんど食事に手をつけないまま、会計をして立ち去ろうとしていました

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元保育士であり、2児の母親でもあるsayaさんは、他人事とは思えなかったのでしょう。「赤ちゃんを抱っこしているから食べて」と、声をかけようか迷ったそうです。

知らない人から声をかけられたら、警戒する人もいます。そのため、一度はためらいましたが「助けたい」という純粋な気持ちで、思い切って声をかけました。

すると、母親はこのようなことをいったそうです。

従業員の方に「食べられていませんよね?お持ち帰りもできますよ」と声をかけてもらったので、テイクアウトすることにしました。

実は、sayaさんだけでなく従業員もその母親のことを気にかけていたようで、テイクアウトの提案をしていました!

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『大戸屋』では、商品にもよりますが、食べきれなかった場合は持ち帰りすることが可能なのだとか。

従業員は、母親が食事をとれない状況だったことを察し、会計前に声をかけていたようです。

sayaさんは母親のひと言に安心したと同時に、従業員の気遣いに対して「素晴らしい!」と感動したのでした。

投稿は反響を呼び、たくさんのコメントが寄せられています。

・素敵なエピソード!登場人物が全員優しくて、心が温かくなった。

・持ち帰りできたご飯には、声をかけたsayaさんの気持ちもプラスされて、おいしく感じたと思いますよ。

・もし「抱っこしようか」と声をかけられたら、私なら恐縮して断っちゃうかもしれないけど、めちゃくちゃ嬉しいと思います。

・こんなに素敵な店員さんがいるんだ。『大戸屋』に行きたくなった。

子育て中の親たちは、外食だけでなく、公共交通機関を利用する際などにも、周囲に迷惑をかけないように細心の注意を払っています。

しかし、出会う人の中には冷たい人もいるようで、心ない言葉を浴びせられることもあるそうです。

そのことを理解しているsayaさんは「冷たい目ばかりでなく、見守っている人もいる」ということを伝えたくて、今回声をかけたのだとか。

さまざまな観点から断られることも想定したうえでの、声かけだったといいます。

sayaさんや従業員の優しさは、きっと母親に届いているはず。こういった優しさの輪を広げていけたらいいですね。


[文・構成/grape編集部]


出典

@hn2516

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