レスリング・柔道・空手・ボクシング・相撲…“五刀流”女子高校生アスリート うち2競技でインターハイへ

未来のオリンピアンとしても期待が高まる「レスリング・柔道・空手・ボクシング・相撲の五刀流アスリート」としてお馴染みの高岡商業高校1年、堀田みず希選手。
週末行われた北信越高校総体でレスリングとボクシングで優勝し、2競技でのインターハイ出場を決めました。

15日高岡市で行われた北信越高校総体レスリング競技。
女子62キロ級に挑んだ高岡商業高校1年の堀田みず希選手は、レスリングが盛んな石川県志賀町の選手と対戦しました。

まずは堀田選手が足技でポイントをとりますが、その後 体格で勝る相手に抑え込まれ、残り1分をきって6対6の同点となる接戦に…。

しかし最後は相手の攻撃の隙をついて堀田選手がタックルをかけ、相手をねじり返して抑え込み、意地の勝利。
まずはレスリングでインターハイの切符を獲得です。

Q今の心境は?
*高岡商業高校1年生 堀田みず希選手
「ほっとしている気持ち。絶対にインターハイに出てやるという強い気持ちが最初から最後まで続いていたから勝ちにつながった。レスリングに続けて2種目もインターハイに出場できるよう頑張る」

*リポート
「きょうは上市高校で北信越大会ボクシング競技が行われています。会場はかなり白熱しています」

レスリングに続き2冠なるか…。
16日はボクシングのライト級に出場です。

リングの下では、両親が檄を飛ばします。

自分よりも体格が大きい選手を相手に序盤から俊敏な動きで圧倒。
豪快な右ストレートでダウンを奪います。

堀田選手は、1ラウンドに2つのダウンを奪い、わずか1分45秒でプロでのTKO勝ちに相当するレフェリーストップコンテスト(RSC)で勝利。

見事レスリングとボクシングの2競技、2冠を達成。
異例の2競技でのインターハイ出場の切符をつかみました。

*高岡商業高校1年生 堀田みず希選手
「2種目でインターハイに出たいと強く思っていたので、実現できてうれしい。インターハイでは優勝することが目標です」

2競技でのインターハイ出場について県の高体連に問い合わせたところ、過去の記録は残っていないということですが、長年務めている担当者によりますと2競技での出場は「記憶にない」という回答でした。

堀田選手が出場する2種目は共に8月に佐賀県で行われますが、競技日程が重なっていないため2種目で出場する予定です。

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