島根県で初「白タク行為」でブラジル国籍の男を逮捕 「運賃ではなくお礼としてもらった」と供述(出雲市)

出雲市に住むブラジル人の男が、外国人観光客に対し、無許可のタクシー営業いわゆる「白タク」行為をしたとして逮捕されました。白タク行為での逮捕は、島根県内で初めてです。

道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、出雲市斐川町に住む無職のブラジル国籍の男です。男は2024年4月に2回にわたり、自分の所有する普通車を使い、無許可で客を乗せて送迎し、料金としてあわせて1万8000円を受け取った疑いがもたれています。
3月に匿名の人から「SNSを利用して白タク行為をしている」という内容の情報提供を受けた出雲警察署が捜査を進め、17日朝に逮捕しました。
警察によると、2回とも外国人観光客を乗せ、出雲市内や松江市内の観光地に送迎したということです。白いナンバーをつけた自家用車でタクシーのように客を乗せる、いわゆる「白タク」行為は法律で禁止されていて、白タク行為で逮捕されるのは島根県内で初めてです。
男は、「お金をもらったことは間違いないが、運賃ではなくお礼としてお金をもらった」と容疑を一部否認しています。警察は、余罪の有無を含めて捜査を続けています。

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