【独自】「感じたことのない衝撃…」車でクマと衝突した男性が恐怖語る 出没地域で警戒続く(島根)

山陰各地で活動が活発になっているクマ。松江市宍道町でも6月に入り目撃が相次ぎ、6月5日には小学校近くの国道で、クマと車が衝突する事故もありました。TSKは、車を運転していた男性から話を聞くことができました。

左側にひびが入り、壊れてしまったバンパー。6月5日に松江市宍道町の国道54号線でクマと衝突した軽乗用車です。

クマと衝突した車を運転していた大森晃一郎さん:
ものすごい感じたことのないような衝撃がありました。

飯南町で酒販店を営む大森晃一郎さん。仕事で車を運転していたところクマと衝突しました。

クマと衝突した車を運転していた大森晃一郎さん:
「車で走ってきて、このあたりでした。真横から飛び出してきて、見た瞬間クマだと分かった。

とっさのことで、避けることも停まることもできなかったといいます。

大森晃一郎さん:Qクマの大きさは?
横幅で1メートルちょっとくらいでした。飯南町でもクマの目撃情報を聞くが、私は見たことがなくて、市の中心部で遭遇してクマにぶつかるとは思いもしませんでした。

松江市宍道町では、6月に入りクマの目撃情報が相次いでいて、このほかにも13日深夜には2頭のクマが団地近くの県道で、さらに同じ日の明け方にもJR宍道駅近くでクマ1頭が目撃されています。

現場近くにある宍道小学校では…。

櫃田優果記者:
宍道小学校近くの駐車場には、児童を送り届ける保護者の車が次々と入ってきます。

クマの目撃があってからは、登校時に保護者が付き添うか、車で送迎するよう呼びかけていて、17日朝も学校まで送ってもらう児童の姿が多くありました。

保護者:
私の自宅は結構近くで、目撃情報があるので、怖いなと思っています。

保護者:
子供だけの登校が危ないかなと思ったので、(車での)送りをするように決めました。

また学校は、全校児童約290人分のクマ除けの鈴の購入を決めていて、早ければ18日以降に順次配布するとしています。

宍道小学校・安達利幸校長:
決して1人で帰らないことを引き続き徹底するとか、車での送迎も引き続きお願いしていかなければいけないかなと思います。

© 山陰中央テレビ