“ふるさと”鳥取で「横綱」昇進誓う 大関“琴桜”が鳥取に凱旋 偉大な祖父に負けないよう精進

将来の“横綱候補”が鳥取に“凱旋”です。倉吉市出身の大横綱である祖父からしこ名を受け継いだ大関・琴櫻が17日、襲名後としては初めて鳥取入りしました。

鳥取県庁の玄関前で職員たちに拍手で出迎えられたのは、大関「琴櫻」。父の佐渡ヶ嶽親方とともに鳥取県の平井知事と面談し、大関昇進としこ名の襲名を報告しました。

大関・琴櫻:
大関に昇進し、“琴櫻”というしこ名をいただいて、この鳥取の地に戻って来れたことをうれしく思います。この名前を横綱に上げて、しっかりと自分のものにして、また鳥取のみなさんに喜んでいただけるようにこれからも精進しますので、よろしくお願いいたします。

平井知事:
琴ノ若、琴櫻と階段を上がってこられた大関に対して、我々もこれからもついてまいりますので、ぜひ大きな綱をまた腰にしめていただく日を、我々としても夢見てまいりたい。

そして、「鳥取県のふるさと大使」に任命され、平井知事から委嘱状が手渡されました。
琴櫻は、千葉県松戸市出身の26歳。倉吉市出身の第53代横綱、先代の「琴櫻」は祖父にあたります。しこ名を「琴ノ若」から「琴櫻」に変えて挑んだ5月の夏場所では、最後まで優勝争いを演じましたが、11勝4敗で惜しくも初優勝は持ち越しとなりました。

大関・琴櫻:
(琴櫻は)横綱までになった名前ですので、そこに負けないようにやっていかないといけない。優勝につなげられるようにしっかりこの名前を刻めるようにやっていきたい。

偉大な祖父と肩を並べ、歴史に名を残す大横綱に。ゆかりの深い鳥取で決意を新たにしました。琴櫻は、17日夜に祖父の出身地である倉吉市で、大関昇進としこ名襲名の祝賀会に参加します。偉大な横綱誕生へ、さらなる活躍に期待です。

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