突然この世を去ったKARAク・ハラさんの自宅に侵入し、金庫を盗んだ謎の男…4年越しに犯人を追う

2019年11月に突然この世を去ったKARAのメンバー、ク・ハラさんの金庫盗難事件が再び注目を集めている。

韓国SBSの報道番組『それが知りたい』(原題)は最新の放送回の最後に、「ク・ハラ金庫盗難事件」の予告編を流し、犯人に対する情報提供を要請した。

予告編にはク・ハラさんの実兄が出演し、「妹の四十九日が終わり、妹の知人が私に『金庫はどこに行ったの?』と尋ねてきた」とし、「徹夜しながら映像を探した。映像が途切れたが、(犯人が)CCTV(監視カメラ)を木の葉で隠した」と話した。

番組制作陣は、ク・ハラさんの自宅外部のCCTVに撮影された塀を越える男の姿も公開した。男は帽子やマスク、眼鏡などを着用しており、顔の一部が隠されている状態だった。

ク・ハラさんの知人は、窃盗犯について「面識のある人物であり、(金庫の)中に何が入っているのかを知っている人物」と話した。

(画像=SBS)『それが知りたい』金庫盗難事件の犯人と見られる男

最後に制作陣は「男の身長は約180cmに達するスリムな体型」と伝え、「20代から30代と推定され、度数が強いメガネをかけている」と知らせた。

他の高価な物品には触れず…犯人は知人?

ク・ハラさんが突然この世を去ってから約2カ月後の2020年1月、彼女の自宅に一人の男が侵入し、縦横30cmほどの大きさの金庫が盗まれた。

他の高価な物品には触れず、契約書や携帯電話などが保管された金庫にだけ手を出したとされる。男は玄関の暗証番号キーを押して扉が開かなかったため、堀を越えて2階のベランダから侵入した。

(写真提供=OSEN)ク・ハラさん

ク・ハラさんの知人らは、この男が自然に玄関の暗証番号キーを入力しており、自宅の内部構造を把握していたことから、故人と面識のある人物と主張したりした。

警察はこの盗難事件について9カ月にわたって捜査したが、犯人を特定することができず、捜査は終了となった。警察関係者は当時、「関連者の陳述と現場鑑識、CCTV確認などを多角的に進行したが、容疑者が特定されなかった」とし、「被害者側が提出した映像だけでは特定が難しく、周辺CCTVにも事件当時の記録が残っていなかった」と説明した。

事件から4年5カ月越しに注目を集めるク・ハラさんの金庫盗難事件。犯人特定への進展があるのか、関心が高まっている。

『それが知りたい』は6月22日に放送される予定だ。

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