完成前の山陰道に園児がお絵描き 現場で「はたらくく車」に乗車体験も(島根・出雲市)

2024度の開通を目指して工事が進む山陰道の湖陵・多伎道路で、地元の園児たちが建設現場を見学、完成した高架橋の上に思い出を描きました。

嶋村采音アナウンサー:
子どもたちが思い思いに絵を描いているこの場所、実は今年開通する山陰道の道路の上なんです。

絵を描いているのは、工事が進む出雲市の山陰道、湖陵・多伎道路の高架橋の上です。建設の仕事に興味をもってもらうと、国交省松江国道事務所が近くの湖陵幼稚園の園児8人を招き、建設現場の見学会を開きました。

園児:Q何を描いている?
これはクレーン車でショベルカー。本で見たことがあったから、描いてみたいなと思って。

園児:Q何を描いている?
カタツムリ。嬉しかった。

お絵描きのあと子どもたちは、現場ではたらく車に乗せてもらいました。全長約9キロの湖陵・多伎道路は、2012年に着工。2024年度に開通予定で、開通すれば鳥取県北栄町と大田市温泉津町の間の155キロが高規格道路で結ばれます。

国土交通省松江国道事務所・山口博久専門調査官:
大人になってこの道路を使う時に、ここに絵を描いたなと思い出してもらいたいです。

国交省は見学会などを通じて、地域の住民に協力への感謝を表すとともに、子どもたちが建設業界に関心を持つきっかけを作りたいとしています。

© 山陰中央テレビ