【独自】「人のこと言われても知らないな」利根川河川敷の“ナスカの地上絵”無許可オフロードコースに迷惑バイク ドライバーに直撃も言い訳

河川敷に作られた、まるで「ナスカの地上絵」のような無許可のオフロードバイクコースで「イット!」取材班が追跡取材。今回、実際にバイクが走行している現場をカメラがとらえた。
さらに、バイクの運転手にも直撃取材したが…。

まるでナスカの地上絵のようなバイクコース

今回、取材班が向かったのは、群馬・伊勢崎(いせさき)市内を流れる利根川の河川敷。
河川敷の草むらの中に、コースのような道があるのが分かる。

特別に許可を得て、ドローンを飛ばしてみると、見えてきたのは、全長3km以上、まるで“ナスカの地上絵”のようなクネクネと曲がりくねったバイクコースだ。

無許可でのコース作成は河川法に抵触する可能性があり、付近には、バイクの暴走行為を禁止する看板も立てられていた。

すると…。

ディレクターリポート:
なんかエンジンのような音が聞こえてきますね(エンジン音)。砂煙でしょうか。河川敷の方で砂煙が立っています

…そして、ついに姿をとらえた。

ディレクターリポート:
バイクがいました!河川敷をバイクが走っています。2台います。2台バイクが走っています。河川敷には、けたたましいエンジン音が鳴り響いています。砂ぼこりを上げながら、ジャンプをしていますね。でこぼこ道をジャンプしています。

「無許可バイクコース」を走っていたのは、オフロード仕様のバイク、2台。

バイクを運転していたとみられる男性に直撃すると…。

ーー危ないバイクが走ったりとか?
そういう情報が周りから上がっていて、迷惑してるってことなんですか?

ーーそれについてどう思う?
いや、別に。

ーー全部無許可で作られたコースだが?
ツーリング途中なんで、よくわかんないですね。

ーーさっきバイクで走ってる方がいたが、それは別の人?
さあ?見たことない。見たこともない人のこと言われても知らないな。

河川敷を管理する利根川上流河川事務所は、走行だけでは違法行為にならないとする一方で、騒音やホコリが近隣住民や河川の利用者に迷惑になるとして、バイクの暴走行為を禁止している。
(「イット!」6月17日放送より)

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