交流戦MVPは誰の手に?18日の阪神-日本ハム戦は栄冠の行方をかけた大一番になる可能性

 阪神・才木(左)と日本ハム・水谷

 交流戦は16日に楽天が広島に勝って通算13勝5敗とし、2005年の球団創設以来初の優勝を飾った。残すは18日に行われる阪神-日本ハム戦の1試合だが、交流戦MVPがかかる大一番となりそうだ。

 打撃部門で首位打者を決定的としているのが日本ハムの水谷。全17試合中15試合で安打を放つなど、打率・443は2015年に当時西武の秋山(現広島)がマークした交流戦史上最高打率の・432を上回っている。現在3本塁打、13打点で、条件は厳しいがラスト1試合で2本塁打、1打点を挙げれば交流戦三冠王に輝き、MVPにもなれるチャンスだ。

 投手部門では阪神・才木がトップタイの3勝、防御率は全体2位の0.38をマーク。優勝した楽天・藤井も3勝0敗、防御率1.56と才木に負けず劣らずの成績を残した。

 18日の阪神先発は村上。5月29、30日の2連戦で9打数7安打2打点と暴れまくった水谷を右腕が封じ込められるか。才木と同学年の村上が躍進著しい高卒6年目の23歳を抑えることがあれば、才木にもMVPの芽が出てくる。

 勝率第1位の楽天には賞金3000万円が贈られ、MVPには200万円、優秀選手賞はセ・パ両リーグから1人ずつ選ばれ、賞金100万円が贈られる。

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