【春ドラマ最終回】長谷川博己『アンチヒーロー』12.2%の高記録、今田美桜『花咲舞が黙ってない』8.1%で終了

最終回で迫力の演技を見せた長谷川博己(写真:サイゾーウーマン)

長谷川博己が主演を務める日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系/日曜午後9時~)が6月16日放送の第10話で最終回を迎え、ネット上では放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』と絡めた感想が相次いでいる。

目次

[・『アンチヒーロー』最終回のあらすじ
](https://cyzowoman.jp/smartnews/#01)[・『虎と翼』岩田剛典の振り幅が話題
](https://cyzowoman.jp/smartnews/#02)・『花咲舞』視聴率は前シーズンの約半分

『アンチヒーロー』最終回のあらすじは?

『アンチヒーロー』は、検察側の証拠がそろっていても無罪を獲得する弁護士・明墨正樹(長谷川)の姿を描く逆転パラドックスエンターテインメント。

25分拡大で放送された最終回では、明墨を証拠隠滅罪に問う裁判が行われ、志水裕策(緒形直人)が死刑となった12年前の「糸井一家殺人事件」をめぐり、検事正・伊達原泰輔(野村萬斎)と明墨のバトルが法廷で繰り広げられることに。

終盤では、伊達原の部下である緑川歩佳(木村佳乃)と明墨が裏では結託していたことから、伊達原を失脚させることに成功。志水は釈放され、娘の牧野紗耶(近藤華)と涙ながらに抱き合うのだった――。

ネット上では、「みんなが望んでたハッピーエンド。キャストの演技も素晴らしかった」「最後の大どんでん返しが爽快! 最期にクセの強い大ボスを倒す感じが『半沢直樹』っぽくて、これぞ日曜劇場って感じ」などと賛辞が続出。

同ドラマは、日本ではまだ珍しい4人の脚本家によるチーム制がとられたが、結果として視聴者の評判は概ね良かったようだ。

『虎と翼』『アンチヒーロー』岩田剛典の“振り幅”が話題

さらに、殺人罪で収監された緋山啓太を演じた岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERSおよびEXILE)の役どころが話題になっている。

「『虎と翼』で岩田は裁判官・花岡悟役を演じていますが、今月7日放送の第50話では、花岡が食料不足の時勢の中で闇市を取り締まる立場であることから、闇買いを拒否し続けた結果、栄養失調で死去。短期間のうちに、『虎と翼』では法を守って餓死する判事、『アンチヒーロー』では殺人を自白する男としてテレビに登場した岩田に対し、ネット上では『真逆の二刀流だね』『岩ちゃんの役の振り幅がすごい!』といった声が相次ぎました」(テレビ誌記者)

そんな『アンチヒーロー』の最終回は、平均世帯視聴率12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人7.5%を記録。世帯では12.8%を記録した第2話に次ぐ高視聴率だった。

「ネット配信にも力を入れていた『アンチヒーロー』ですが、Netflixではランキング上位に何度も入っていましたし、また、テレビ局が重視するコア視聴率でも4%台を記録するなど、高い数字を維持。リーガルドラマはシリーズ化を見越して企画されることも多く、伊達原に代わる大ボスを据えて続編が制作される可能性は十分あるでしょう」(同)

『花咲舞が黙ってない』視聴率、杏主演シリーズの半分ほど

そんな中、15日の放送で最終回を迎えた『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)は視聴率8.1%を記録。

同シリーズの第1シリーズ(2014年4月期)と第2シリーズ(15年7月期)は主人公・花咲舞役を杏、2番手の相馬健役を上川隆也が演じていたが、今期の第3シリーズでは今田美桜と山本耕史にキャストを一新した。

「同シリーズの平均世帯視聴率の全話平均は、第1シリーズが16.0%、第2シリーズが14.5%と高視聴率でした。しかし、第3シリーズは全話平均7.3%と、杏時代の半分ほどに留まってしまいました。さらに、コア視聴率も回によって1%台に落ち込むなど厳しい状況だったため、残念ながら今期でシリーズ終了となる可能性もあります」(同)

続編の観点から明暗が分かれてしまった『アンチヒーロー』と『花咲舞が黙ってない』。両作とも続編を望む声が上がっているが、果たして……。

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