議員の女性比率向上へ 自民がサイト新設「政治にもっと、女性の力を」 現役議員の活動など紹介

自民党は17日、女性議員の比率向上などを目指す一環として、女性議員の活動や党としての取り組みなどをまとめたサイトを新たに開設した。

自民党が党のウェブサイト内で新たに公開したのは「Our Challenge~政治にもっと、女性の力を~」と題したサイト。

国会・地方議会の女性議員の活動紹介や、議員らの対談、党としての取り組みなどをまとめたもので、広く女性に議員として働くことを身近に感じもらうことが目的としている。

自民党は2023年6月、「女性議員の育成、登用に関する基本計画」を策定し、同党で約12%にとどまっていた女性国会議員の比率について、10年間で30%まで引き上げることを目標に掲げた。

17日の記者会見で茂木幹事長は、世界経済フォーラム(WEF)の男女格差に関する報告書で“国会議員の女性比率”が日本は146カ国のうち129位だったことに触れ、「早急な改善が求められている」とした上で、「政権与党である自民党が、この問題についても全体を引っ張っていかなければならない」と述べた。

また、会見に同席した鈴木貴子副幹事長は、新設したサイトについて、「女性の無限の可能性と、既存の枠組みにとらわれない自民党としての新しい女性の支援を示した」などと強調。

サイトの制作に関わった牧島かれん前デジタル相は、「自民党の政策理念を信じ、各級(議会)の候補者として活動したいと思っている仲間が大勢いる」と述べた。

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