荒尾市の知人男性殺害事件 初公判で被告の男が起訴内容認める 熊本地裁

去年6月、荒尾市のアパートで知人の男性を包丁で殺害し現金を盗んだなどとして起訴されている男の裁判員裁判の初公判が熊本地裁で開かれました。

17日の公判で男は「盗んだ金額は知らない」とした上で「ほぼ間違いない」と起訴内容を認めました。

住所不定・無職の長谷川 正 被告(72)は去年6月、荒尾市原万田のアパートに住んでいた知人の前田 好志さんを包丁で複数回刺し殺害し、現金約14万円を盗んだとして殺人や窃盗などの罪に問われているものです。

17日の初公判で長谷川被告は「盗んだ金額は知らない」とした上で「ほぼ間違いない」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で、検察側は金の貸し借りをめぐる犯行動機は「短絡的で殺意が強固」と主張し、弁護側は「感情統制が困難になる特性を量刑上、考慮すべき」と主張しました。裁判は18日結審し、6月21日に判決が言い渡される予定です。

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