南シナ海で日米加比が演習 対中国で結束強調

海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」に乗艦する隊員=2020年、海自佐世保基地

 【マニラ共同】在フィリピン日本大使館は17日、南シナ海で海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」が米軍、フィリピン軍、カナダ軍の各艦と16日に演習を実施したと発表した。中国が領海に違法侵入した外国人を最長60日間拘束できるとする法令を15日に施行する中、南シナ海で威圧を受けるフィリピンとの結束を強調した形。

 演習海域はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)。海自によると、米軍は駆逐艦と哨戒機、カナダ軍はフリゲート艦、フィリピン軍は哨戒艦が参加し、通信訓練や戦術運動を行った。

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