「アンメット」抹茶パウダーがトレンド入り!若葉竜也&今泉監督の迷場面再び

第10話より今泉力哉監督演じるカフェの店員

17日放送の杉咲花主演のカンテレ・フジテレビ系4月期ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜よる10時~)第10話では、映画監督の今泉力哉演じるクセ者のカフェ店員が再び登場。涙、涙の展開のなか、爆笑の好演を披露して視聴者を和ませ、「抹茶パウダー」がXのトレンドにランクインした。

第10話は、前話のラストで突如、ミヤビ(杉咲)に一過性健忘の症状が現れ、三瓶(若葉竜也)が誰だか分からなくなってしまうショッキングな出来事の後の展開。三瓶をはじめ大迫教授(井浦新)、救急部長の星前(千葉雄大)、脳外科医の綾野(岡山天音)らが一丸となり、本当にミヤビを治療するすべはないのか模索する一方で、記憶が失われゆく画家・柏木周作(加藤雅也)と妻・芳美(赤間麻里子)の哀しくも美しいエピソードが描かれた。

SNSでは終始、涙の感想であふれていたが、異色の場面となったのが三瓶が行きつけのカフェに行ったときのこと。三瓶はカフェを訪れるなり、いつもアイスコーヒーに問答無用で抹茶パウダーを投入してくる“天敵”の店員を発見すると「ヤバい……」といった表情でそっと扉を閉めた。しかし、そこへミヤビが救いの天使の如く登場。三瓶は一しきり自己紹介をすると自分の分のアイスコーヒーも買ってきてくれないかと頼んだ。

ミヤビがアイスコーヒーを注文すると、「トッピングは……?」と尋ねる店員。ミヤビは一瞬迷った様子だったが三瓶を振り返ると、よりによって抹茶パウダーのことを思い出してしまい、抹茶パウダーをオーダー。店員は三瓶の姿を見て「あ、抹茶パウダーさん」と“納得”。三瓶は「あ~あ……」と心の叫びが聞こえてくるかのようにがっかりした様子だった。

“抹茶パウダー回避作戦”大失敗の三瓶だったが、ミヤビが「三瓶先生のことを見ていたら三瓶先生が抹茶パウダーが好きだったことを思い出しました」と無邪気に話すので、三瓶は「好き……ですね。好きじゃない……ですね」としばし葛藤。ミヤビに「好きじゃないですか?」と問われると「好きですね……」と言い直していた。

クールな三瓶をたじろがせるクセ強店員を演じるのは、『街の上で』(2021)をはじめ『愛がなんだ』(2019)、『あの頃。』(2020)など若葉と多くの映画で組み、現在映画『からかい上手の高木さん』が公開中、ドラマ「1122 いいふうふ」が Prime Video で配信中の人気監督・今泉力哉。5月27日放送の第7話でも三瓶とまったく噛み合わない会話を繰り広げ、三瓶が「あの人、勝手に抹茶パウダー入れてくるんですよ。マズいんですよコレ。しかも今日なんて30振りぐらいしていましたから。歯止めが利かなくなっているんじゃないですか」とボヤいていた。

涙を誘う場面のオンパレードだっただけに、この珍妙な場面にSNSでは「再び今泉監督」「クセ強店員再登場w」「癒し枠の今泉監督」「でた!」「抹茶パウダーさんになってるw」「あだ名つけられてるw」「抹茶パウダー警戒してるw」「不憫すぎるw」「三瓶先生の葛藤w」などw(笑い)マークを付けたリアクションが飛び交っていた。(石川友里恵)

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