日米加比4カ国が南シナ海で初の「海上協同活動」 海洋進出強める中国をけん制か

海上自衛隊は、海洋進出を強める中国を念頭に、アメリカ・カナダ・フィリピンと初めて「海上協同活動」として、共同訓練を実施したと17日に発表した。

共同訓練は16日、南シナ海で行われ、海自の護衛艦「きりさめ」のほか、アメリカ・カナダ・フィリピン3カ国の駆逐艦、フリゲート、哨戒艦などが参加。

海自は「同盟国や同志国と連携を強化し、地域の平和と安定、海洋秩序の維持強化に貢献していく」としている。

海自は4月にも南シナ海で、アメリカ・オーストラリア・フィリピンと「海上協同活動」を実施しているが、日米加比4カ国では初めてだという。

南シナ海では、中国とフィリピンの船による衝突が相次ぐなど緊張が高まっており、中国の海洋進出をけん制する狙いがあるとみられる。

(※画像は海自提供)

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