年内に開業予定 奈良・道の駅「クロスウェイなかまち」

年内オープン予定のクロスウェイなかまちのイメージ図(県提供)

 奈良県道路建設課は17日、入札の不調により、開業時期が延期となっている奈良市中町・石木町の道の駅「クロスウェイなかまち」について、年内にオープン予定であることを明らかにした。同日、県議会観光振興対策・地域公共交通対策等特別委員会で大国正博委員の質問に答えた。

 同施設は大和中央道や第二阪奈道路からアクセスできる好立地に位置。約3.4ヘクタールの敷地に県産農産物の直売所やレストランなどの施設を整備するとともに、大規模災害時には警察や消防、自衛隊が集結し、救助活動の拠点となる防災機能を併せ持つ。

 当初は今年3月の開業を予定していたが、昨年7月に実施した、レストランやカフェの空調設備等工事の入札が不調となり、開業も延期となっていた。建設資材や労務費の高騰が原因で、県は昨年12月に再公告し、入札のあった1社と今年2月に契約を結んだ。

 同委員会で大国委員は「多くの方から早くオープンしてほしいという声を聞いている」とし同施設の開業時期を質問。

 堀川善弘県道路建設課長はレストランやカフェの内装工事などが9月末に完了した後、指定管理者によるテナント工事と社員訓練がある予定で、「現段階では今年中にはオープンできる見込み。できるだけ早く開業できるよう取り組んでいきたい」と述べた。

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