新設部署の正体は「追い出し部屋」だった! 「1ヶ月以内に退職勧奨」と語る30代女性

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左遷先の部署がいわゆる「追い出し部屋」だったら、気持ちを切り替えて転職活動をするのがいいだろう。埼玉県の30代後半の女性(クリエイティブ/メディア・アパレル・デザイン/年収350万円)は、そんなつらい出来事を打ち明けた。

「直属の上司が取締役でした。会社の方針を巡って取締役を解任され、上司がまとめていた部署自体も解体となりました」

女性だけでなく部署に所属していた社員全員がある日突然、放り出されたのだった。

新設の「SES事業部」は見せかけだった!?

その部署では、コンサルから開発まで請け負っていたが、会社が開発はしないと方針転換。部署を解体すると同時に「SES事業部」を新たに作り、開発に携わっていた社員たちはそこに配属させられた。

元の部署ではクライアント企業から発注されたシステムを設計、開発し納品していたようだが、SES事業部ではクライアント企業に出向きシステム開発の支援や運用、保守を行うことになった。仕事の範囲が狭くなるため、通達を受けてモチベーションがガクンと下がった社員が多かっただろう。

ところが事態は想像以上に悪いものだった。なんとSES事業部は、見せかけの部署で機能していなかったのだ。

「開発に携わる人間は仮で新設されたSES事業部(追い出し部屋)に全て格納されました。 この事業部に所属している人間は全員異動してから1か月以内に退職勧奨になります」

つまり会社都合ではなく、自己都合退職に追いやるために設置された部署だという。なんとか退職前に良い転職先が見つかるといいのだが。

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