Aぇ! group 草間リチャード敬太・佐野晶哉、“くさまさや”の歩み寄り 背中を預け支え合う関係性

明日6月19日発売の『anan』2402号(マガジンハウス)にAぇ! groupから草間リチャード敬太と佐野晶哉が登場する。二人が同誌に登場するのはCDデビュー日当日に発売されたグループ5人で表紙を飾った2397号ぶり。これまで幾度となく本誌に掲載されてきたAぇ! groupだが、このコンビでの登場は初めてとなる。今回のテーマは「存在という道しるべ。」。二人の関係性がより見える誌面となりそうだ。

ファンからは二人の名前を掛け合わせた“くさまさや”の愛称で親しまれる二人。グループのなかで最も早く事務所に入所した草間と遅く入所した佐野という、先輩と後輩の関係でもあり、佐野が身を預け最年少らしく振る舞う姿が多く見られるコンビでもあるようだ。“くさまさや”はグループの中でも特にバラエティ番組への出演が多い二人で、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)や『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)をはじめとする様々な番組への個人での出演は勿論のこと、『ドデスカ!』(名古屋テレビ)内のコーナー「Aぇ! groupのココえぇとこや~ん」など二人揃っての出演も多い。

直近でもグループの冠ラジオ番組『Aぇ! groupのMBSヤングタウン』(MBSラジオ)では3月13日、佐野の誕生日当日の放送に二人で登場。「佐野きゅんで~す」というお茶目な挨拶で始まり、佐野が気ままに話し、草間が心地よく相槌を打つようなゆったりとした時間が流れていた。生放送中に草間がよく着けているという指輪を佐野にプレゼントし、着けている頻度の高さ故に佐野が「嬉しすぎる! 嬉しさは100、でも申し訳なさも同じくらいある」と戸惑う場面も。草間の佐野へ向けるおおらかさと正直に振る舞う佐野の微笑ましい様子が窺えた。

5月14日にYouTubeのグループ公式アカウントで行われた「Aぇ! group【ジュニア最後の夜を一緒に】緊急生配信スペシャル!」では、冒頭二人だけで画面に映るシーンがあった。これは末澤誠也、正門良規、小島健が配信前にラジオの放送が予定されていたため遅れてくる可能性もあり、その場合を想定してスタッフが用意していた台本通りの進行を一度やってみようということ。二人が面白おかしく台本を読み進める姿からは悪ふざけをする旧友のような、歳の差を感じさせない仲の良さが見えた。

Aぇ! groupが特別版の表紙を飾っている『BAILA』2024年7月号(集英社)では、メンバー一人ひとりの“トリセツ”(取扱説明書)をお互いに解説し合っている。その中でも草間のトリセツについて佐野が「自分のことは自分でできるから、ほっといて大丈夫! 無駄に手を差し伸べないこと」と答え、草間本人も地震で「基本ほっといてくれて大丈夫! 僕が気を遣うタイプだから気を遣われるのが苦手」と似た回答をしていたことが印象的だった。微笑ましい仲の良さもありながら、お互いを理解し、信頼し合っていることも様々な言葉の端々から伝わってくる。

グループのバンドパフォーマンスでは草間がサックスとベース、佐野がドラムを担当し、リズム隊と呼ばれるパートを担う二人。草間がベースを担当し始めたのは新体制になった今年からのことだが、バンドの演奏において彼らが信頼し合い、息を合わせることがこれから重要な要素になるだろう。パフォーマンスにおいても精神的な面においても歳の差を感じさせないほどに歩み寄り、背中を預け合っている様子が“くさまさや”の魅力のひとつのように思える。

(文=池田夏葉)

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