自転車の安全利用、盛岡市立高生が発信 放送部、動画を製作

自転車の安全利用を呼びかける動画を製作した生徒

 盛岡市立高放送部(古川莉世(りぜ)部長)は自転車の安全利用を呼びかける動画を製作した。ヘルメット着用が努力義務化となったが、県警の最新の調査では、高校生の着用率は約1割と年代別で最も低い。動画は県警公式ユーチューブで公開し、同世代の交通安全意識の向上を図る。

 動画は約3分。▽右側通行禁止▽一時停止標識を守る▽ヘルメットの着用-の3点を盛り込んだ。古川さんが出演し、ルールを守らず事故に遭う場面と、それを「巻き戻し」、適切な運転で衝突を回避する内容。「ゲーム実況動画」などで使う自動音声で注意点を解説した。

 放送部は昨年度の高校生交通安全テレビCMコンテスト(県交通安全対策協議会など主催)でグランプリに輝いた。盛岡東署が昨年11月に動画製作を依頼し、5月下旬に完成、ユーチューブで公開した。動画終盤には、受賞作品「ヘルメットのお仕事」も加えた。

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