デヴィッド・リンチ、『ツイン・ピークス』出演歌手とニューアルバムを制作中

デヴィッド・リンチが(78)が、ニューアルバムを制作中だ。リンチは、2017年のドラマ『ツイン・ピークスThe Return』でFBI捜査官のタミー・プレストン役を演じた歌手のクリスタベル(46)とコラボしたニューアルバム『セロファン・メモリーズ』を8月2日にリリースする。

リンチは「見て、聞く何かがリリースされる」と予告した後、先行シングル『サブライム・エターナル・ラブ』のMVを公開、ロックバンドのインターポールなど複数のMVを手掛けてきたリンチによる同作は、暗闇でちらつく光の中にクリスタベルの顔が浮かび上がるといったリンチらしいものとなっている。

ニューアルバムは、リンチのほか、ジム・ジャームッシュのSQÜRL、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、『ハロウィン』のジョン・カーペンターの作品を手掛けたレーベル、セイクレッド・ボーンズからリリースされる。

しかしファンたちは、コロナ禍から噂されてきた『アンレコーデッド・ナイト』もしくは『ウィステリア』というタイトルのドラマや、新作映画の発表ではなかったことに落胆したようだ。

リンチの制作コラボレーター、サブリナ・サザーランドは以前、ウェブサイト、チューリップ・フォーラムの質疑応答セッションで、『アンレコーデッド・ナイト』は『ツイン・ピークス』とは関連していないドラマで、ネットフリックスのもと撮影が予定されていたものの、パンデミックにより制作中止となったことを明らかにしていた。

リンチが最後に手掛けたドラマは2017年の『ツイン・ピークスThe Return』 、長編映画は2006年の『インランド・エンパイア』となっている。

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