きょう午前中にかけて愛媛県に線状降水帯発生のおそれ 大雨災害の危険度が急激に高まる可能性

低気圧や湿った空気の影響で、愛媛県内は大気の状態が非常に不安定となり、各地で雨が強くなっています。

気象台は、きょう午前中にかけて線状降水帯が発生する可能性があるとして、南予と東予で土砂災害への警戒を呼びかけています。

愛媛県内は、きょう昼過ぎにかけて低気圧や梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む見込みで、大気の状態が非常に不安定となっています。

きょう午前6時までの24時間雨量は、今治市玉川で126.5ミリ、西条で101ミリ、成就社で100ミリなどとなっていて、午前7時現在、今治市に大雨警報が発表されています。

松山地方気象台によると、愛媛県では、きょう午前中にかけて、線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

きょう予想される1時間降水量は、多い所で南予で50ミリ、中予と東予で30ミリ。

あす午前6時までの24時間降水量は、南予で100ミリ、中予と東予で60ミリと予想されていて、線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

4月に起きた豊後水道の地震で揺れの大きかった地域では、地震前と比べて少ない雨でも土砂災害が起こりやすくなっています。

気象台は、南予と東予で、きょう夕方にかけて土砂災害への警戒を呼びかけています。

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