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(CNN) ロシアのプーチン大統領が18日から2日間の日程で北朝鮮を訪問する。プーチン氏による訪朝は20年以上ぶり。関係を深めるロシアと北朝鮮だが、国際社会からは懸念の声が強まっている。
ロシアによるウクライナへの全面侵攻が2022年に始まって以降、プーチン氏の海外訪問はまれ。新型コロナ禍の流行以降は海外要人を迎えることのなかった北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記にとっても重要な訪問となる。
国際社会の注目を集めるプーチン氏の訪朝は、両国間の関係をさらに深めるものになるとみられている。ロシアと北朝鮮は西側諸国に対する反発を共有しているほか、プーチン氏はウクライナでの戦争によって北朝鮮からの支援を必要としている。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は17日、記者会見で、プーチン氏の訪朝について、さまざまな行事が盛り込まれていると述べた。両首脳は、新しい戦略的パートナーシップについて署名するという。
ウシャコフ氏は、こうした合意文書について、他国を挑発したり敵視したりするものではなく、北東アジアの安定を確保するものだと説明した。今回の合意文書は1961年や2000年、01年にロシアと北朝鮮が交わした合意に置き換わるものとなるという。
衛星画像は平壌で大規模なパレードの準備が進んでいる様子を捉えている。今月5日の画像では、行進の隊列を練習する様子が写っていた。
米ホワイトハウスのカービー広報補佐官(国家安全保障担当)は17日、米政権はプーチン氏の訪朝自体については懸念していないとした上で、ロシアと北朝鮮の関係が深まっていることについて懸念していると言い添えた。
プーチン氏は訪朝後、19日から2日間の日程でベトナムを訪問する。