車載電池大手CATLの超ブラックな勤務体制呼び掛けが物議―中国

中国メディアによると、中国の車載電池大手CATLが一部の従業員に対し、「100日間の奮闘」として「896」勤務体制を呼び掛けた。

中国メディアによると、中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)が一部の従業員に対し、「100日間の奮闘」として「896」勤務体制を呼び掛けた。

896とは「朝8時から夜9時まで週6日働く」というもので、ブラック勤務として問題視された996(朝9時から夜9時まで週6日働く)を上回るブラックさだ。

これについて、中国のSNS上では「労働法や労働組合という言葉が笑い話に聞こえる」「これって別に珍しくもなんともないよね」「100日間の奮闘が終わると、次の100日間の奮闘が始まる」「呼び掛けだから応じなくてもいいんでしょ?」「広州の某中央企業(国有企業のうち中央政府の管理監督を受ける企業)は年間300日勤務でずっと896なのに誰からも注目されないのはなぜ?」などのコメントが寄せられた。

また、CATLが「外国籍の従業員には強制しない」としていることについて、「なんの権利や理由があって?」「中国人従業員より高給なのにおかしい」などと不満の声も上がった。(翻訳・編集/柳川)

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