四季の風景 大作と小品で描く 茨城一水会の作品展 水戸

風景などを題材に写実に徹した力作が並ぶ会場=水戸市千波町

美術団体「茨城一水会」(飯塚和秀会長)の第61回作品展が17日、茨城県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で始まった。四季折々の風景を描いた油彩画など約60点が並ぶ。同展は23日まで。

同会は1954年、中村彝の弟子の鈴木良三、本郷惇の両氏を中心に発足。西洋画伝統の写実を重んじた具象画が特徴だ。今回は茨城と栃木の一水会会員ら24人が力作を出品。風景や人物を題材に、それぞれの表現を追求した大作と、趣向を変えて取り組んだ小品がそろう。

飯塚会長は「みんな意欲作を出品している。大作と小品の異なる趣を楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。午前9時半から午後5時(最終日は同4時まで)。

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