「第10回の節目で多くの応募を期待」 沖縄建築賞、6月18日から募集 リフォーム・リノベーション・コンバーション部門新設

 建築文化の向上に資する県内の優秀な建築物や建築士を表彰する第10回沖縄建築賞(主催・同実行委員会)の募集が18日から始まる。沖縄の気候風土の反映、独創性や表現力、地域貢献などを評価。住宅、一般の建築部門に加え、リフォーム・リノベーション・コンバーション部門も創設された。締め切りは7月19日午後3時必着。

 各3部門は2019年5月1日から24年4月30日までに完成した建築作品が対象で、応募資格は県内で事務所を登録しているなど。両部門で正賞、奨励賞を選びタイムス住宅新聞社賞、新人賞も設けている。

 書類、プレゼンテーションを経て9月に現地審査する。古谷誠章早稲田大教授ら8人が審査し、結果は9月27日にタイムス住宅新聞などで発表する予定。

 伊佐強実行委員長(県建築士会会長)は17日に県庁記者クラブで会見し「SDGsや資材高騰でリフォームなどが増え新部門を創設した。第10回の節目で多くの応募を期待している」と呼びかけた。

 応募料は5千円。書類は「タイムス住宅新聞ウェブマガジン」からダウンロードし、作品データと合わせて浦添市の県建築士会に持参か配達証明で郵送する。問い合わせは沖縄タイムス住宅新聞社内の事務局、電話098(862)1155。

沖縄建築賞への応募を呼びかける(左から)石川達也タイムス住宅新聞社長、池間守県建築士事務所協会会長、伊佐強実行委員長、伊良波朝義日本建築家協会沖縄支部長=17日、県庁記者クラブ

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