【湯河原町長選挙】土屋氏と内藤氏の2新人が立候補 冨田町政の継承争点

左から届け出順に、土屋由希子氏、内藤喜文氏

 神奈川県湯河原町の冨田幸宏町長の死去に伴う町長選が18日告示された。立候補したのは届け出順に、ともに無所属新人で、元町議の土屋由希子氏(41)、元町職員の内藤喜文氏(64)の2人。23日に投開票される。

 土屋氏は前回(2023年)に続き2度目の挑戦。助産院開院支援や町長車の廃止のほか、町民の声をくみ取る「町民提案制度」の創設などを訴える。

 内藤氏は町職員を42年間務め、豊富な行政経験をアピール。温泉場のにぎわい創出や介護現場などで活躍する有償ボランティア制度の拡充に意欲を見せる。

 土屋氏は今回の立候補に伴い町議を自動失職した。規定により、補選は行われない。

 期日前投票は19~22日の午前8時半~午後8時に町役場で受け付ける。

 17日現在の有権者数は2万840人(男9724人、女1万1116人)。 

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