EV充電の遠隔制御に関する検証実証、Yanekaraらが実施へ

株式会社 Yanekara(以下、Yanekara)らは6月17日、EV充電の遠隔制御の技術性および経済性を検証する共同実証を8月より開始すると発表した。

同実証は、Yanekara、株式会社 Shizen Connect(以下、Shizen Connect)、東邦ガス株式会社(以下、東邦ガス)の3社で実施する。実証の目的は、「機器制御型DR支援サービス」※のプラットフォームのさらなる拡大だ。

※ 需要家の保有する家庭用蓄電池、その他のエネルギー機器を遠隔制御することにより電力の利用パターンを変化させ、小売電力事業者のニーズに応じて電力受給のバランスをとったり、調整力を創出したりするサービス(プレスリリースより)

具体的には、Shizen Connectが開発・運用するアグリゲート・エネルギー管理システム「Shizen Connect」を活用。Yanekaraが提供するEV充電コントローラー「YaneCube」の制御クラウドとの Web API連携を通じて、「YaneCube」経由でEV充電の遠隔制御を行う。これにより、JEPX価格の高い時間帯のEV充電を停止させ、より価格の安い時間帯でのEV充電へとシフトさせることで、小売電気事業者である東邦ガスの卸調達コストの削減を目指すという。

なお、YanekaraとShizen Connectは、同実証を通じて「Shizen Connect」と「YaneCube」の連携を実現し、EV 充電コントローラー経由でのEV制御の技術性と経済性を検証することで、今後の商用展開を目指すと述べている。

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