【聞かせて】 No.864「亀井 ひろ子さん・母子保健功労で知事表彰」 

 母と子の健康増進に顕著な功績があったとして、5月24日に2024年度県健康福祉功労者知事表彰を受けた。23年間母子保健推進員として活動を続け、山口市の母子保健推進協議会会長や県の同協議会副会長なども務めた。「ありがたい気持ちの一方で、気恥ずかしさもある。関わり合う推進員さんたちの人柄に触れ、気が付けば長く続けていた」と話す。

 「ぼすいさん」の愛称で知られる同推進員は県内に約1500人いる。各市町から委嘱を受け、妊産婦と幼児の健康を身近な立場で把握し、行政との橋渡し役を果たしている。各家庭への訪問をはじめ、育児学級・相談会なども開催。

 2025年は県の協議会が1985年の結成から40周年を迎える。「今後もさらに継続してほしいし、親子の笑顔につながるよう取り組み、認知度向上にも努めたい」と語る。

【プロフィル】1958年静岡県生まれ、山口市名田島在住。大学を機に上京し、結婚後山口市へ。2016年から8年間山口市母子保健推進協議会会長として活動し、2020年には市長表彰も受けた。2019年から2024年3月まで県母子保健推進協議会副会長。

© 株式会社サンデー山口