YouTubeでコミュニティノート的な機能が実験開始

by 劉 尭

YouTubeにおいて、動画に関する背景情報や、より多くの情報を提供するための「ノート」機能が実験的に実装開始された。まずは米国向けのモバイル版で提供する。

いわばX(旧Twitter)の「コミュニティノート」に相当する機能で、たとえば曲がパロディであることを明示したり、レビューした製品の新バージョンが利用可能になったことを指摘するものや、古い映像が誤って新しいものとして認識されている場合などに、視聴者に通知するのに役立つ。

機能はまず一部の適切な投稿者(コミュニティガイドラインに準拠したアクティブなYouTubeチャンネルを持っている者など)に対して、メールまたはクリエイター ツールを介して招待し、ノートを書いてもらう。試験中は不正確な内容や動画に合わない内容なども出ることが予想されるが、テストを介してシステムを改善しつつ拡張することを検討する。

ノートは今後数週間から数カ月以内に表示されるようになる。最初のパイロットでは第三者の評価者がノートの有用性を評価して、システムのトレーニングに役立てる。その後投稿者自身もノートを評価できるようにする。

広く役立つと判断された場合、ノートが動画の下に加えられ、ユーザーはこのノートが役に立つか立たないかを投票することも可能。そこからブリッジングベースのアルゴリズムを使用して評価を判断し、どのノートを公開するかを決定する。

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