陸自隊員が無免許運転で停職6日 42歳の1等陸尉「更新忘れていた」 千僧駐屯地

陸上自衛隊千僧駐屯地=伊丹市広畑

 無免許で乗用車を運転したとして、陸上自衛隊千僧駐屯地(兵庫県伊丹市広畑1)は17日、中部方面隊第3師団司令部の1等陸尉(42)を停職6日の懲戒処分とした。同駐屯地司令業務室は「自衛隊内や近所での特定につながる」との理由から1等陸尉の性別や役職、無免許が発覚した詳細な経緯などを明らかにしていない。

 同室によると、2023年6月3日から9月15日、無免許で乗用車を運転した。1等陸尉は「更新を忘れていた」と説明しており、この間、公務では運転していないという。9月15日、交通違反を警察官に呼び止められて発覚し、同日中に同司令部に申告したという。

 第3師団長の佐藤真陸将は「このような規律違反は自衛官、社会人として絶対にあってはならない。今まで以上に隊員の服務指導を行い、事案の絶無に努める」などとコメントを出した。(池田大介)

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